【不倫の復讐】妻・夫の仕返しエピソードと方法｜弁護士

不倫の復讐方法について、次のようなエピソードがよくあります。

もしかしたら、あなたも考えたことがあるかもしれません。

もし、今実行しようとしていたらすぐにやめてください。

これらの方法は、不倫した配偶者や不倫相手にダメージを与えることは確かです。

しかし、ご自身の身にも危険が及んだり、場合によっては訴えられてしまう可能性があるのです。

では、どんな方法で復讐をすれば良いのか？

それは次の3つの方法です。

これらを正しい手順で実行することによって、不倫した配偶者や浮気相手に対して、精神的、経済的、社会的に大きなダメージを与えることができます。

もちろん、正しい手順で行使すれば法律的にも認められていることですので心配ありません。

では、こうした復讐をするためには具体的にどうすればいいのでしょうか？

一番重要なことは不倫を示す確かな証拠を集めることです。

証拠がなければ不倫を認めず、場合によっては言い逃れてしまう可能性もあるので注意しましょう。

それでは、不倫の復讐エピソードも踏まえ、妻や夫がどんな復讐をできるのか詳しく確認していきましょう。

【不倫の復讐】妻の仕返しエピソード

ここでは不倫をされた妻による復讐エピソードを見てみましょう。

ただし、真似して良いものと、ダメなものがありますので、こちらも合わせてご紹介していきます。

具体的には、不倫された妻が行った復讐エピソードとしては、次のようなものがあります。

もしかしたら、同じことを思い付いたり、考えていたというものがあるかもしれません。

実際のエピソードと共に詳細を確認していきましょう。

妻がした不倫の復讐１・不倫相手の女性の夫に不倫現場の写真を送る

夫の不倫が発覚し裏切られた妻は、不倫相手の家庭も壊して復讐を果たそうとしたようです。

不倫相手の配偶者にも不倫の事実を伝えることができれば家庭崩壊のきっかけになるので、確かに効果的な方法に見えますね。

同じように考えていた方も多いと思います。

しかし、この復讐方法は賢いやり方ではありません。

なぜなら、W不倫をしているわけなので、相手側からも慰謝料請求されてしまう可能性があるからです。

どちらの夫婦も離婚しない場合、お互いの慰謝料請求額は同額になることから、結果的に慰謝料請求しないことになります。

また、場合によっては不倫相手の夫婦が結託し（不倫の事実を認めず言いがかりだ、騙されたんだと言ったりします）、トラブルに原因になることもあります。

妻がした不倫の復讐２・夫の不倫をSNSで拡散

こちらの方は、不倫の証拠を集めたことで離婚や慰謝料請求までスムーズに進めることができたようです。

しかし、それでは気持ちが収まらず、不倫相手の顔が映った証拠写真をSNSにアップしてしまいました。

確かに、この写真が拡散すれば元夫や不倫相手には相当なダメージを与えることができます。

ただし、この復讐方法は厳禁です。

なぜなら、名誉毀損の罪、もしくは侮辱罪として問われる可能性があるからです。

SNSは便利で簡単にこうしたことができてしまいますが、自らトラブルを起こす原因になってしまいますので、冷静に対応することが必要になります。

妻がした不倫の復讐３・夫の不倫相手に手紙を送る

夫が不倫をした場合、その相手に手紙で不倫を終わらせるように伝えようと考える方もよくいます。

なるべくことを大きくしないようにという考えもあると思いますが、場合によってはあなたにとって不利なことになる可能性があります。

例えば、不倫していることがバレていると分かってしまうと、不倫の証拠を隠されてしまうことがあります。

証拠がなければ実際に慰謝料請求できなくなる可能性や、もし離婚する場合に話し合いがもつれてしまうなどの可能性があるため、不倫の確かな証拠がないのに手紙を送るのはリスクがあります。

また、手紙の内容によっては、脅迫と扱われてしまう可能性があります。

夫の裏切りに対して復讐を考えているので、感情的になってしまい、手紙の内容も激しくなることがあるでしょう。

不倫をやめさせたいだけだったとしても、間違った方法で自らがトラブルに巻き込まれてしまうようなことは避けましょう。

【不倫の復讐】夫の仕返しエピソード

次に、不倫をされた夫による復讐エピソードとしては次のようなものがあります。

ただし、法的に問題となったり、トラブルの原因になるものもあるので注意してください。

復讐のためにやっていいこと、ダメなことがありますので注意しながら確認しましょう。

夫がした不倫の復讐１・不倫相手の男性の職場に不倫現場の写真を送る

こちらの不倫された夫は、不倫相手に対する憎しみも抑えることができず、不倫相手の男性の職場に不倫現場を押さえた写真を送りつけてしまいました。

確かに復讐としては効果的ですね。不倫相手の職場での評判、評価も下がりますし、職場にいづらくなってしまうからです。

場合によっては職場を解雇されたというような話も聞いたことがあります。

ただし、同じようなことをしてはいけません。

こちらのエピソードだけでは、その後のことがわかりませんが、場合によっては仕事場の業務を妨げた業務妨害と扱われてしまい、損害賠償を請求されてしまう可能性も考えられるからです。

不倫相手の男性に対する復讐としては、仕事を奪うような内容なので効果的だと思われがちですが、その後のリスクのことを考えると、間違った復讐方法と言えますので注意しましょう。

夫がした不倫の復讐２・不倫相手の家に乗り込んだ

気丈な男性の場合、妻の不倫相手の家に乗り込んで懲らしめてやろうと考えることもあるでしょう。

確かに、妻や子供の前で不倫を暴露されれば大きなダメージを与えることができるでしょう。

ただ、やはりこれも賢いやり方とは言えません。

まず、突然ものすごい剣幕で家に乗り込まれたら、警察沙汰になる可能性もあります。

それ以上に、不倫の確かな証拠がない状況で乗り込んだ場合、のちのち不倫の証拠を隠されてしまったり、今回のようなW不倫であれば相手側からの慰謝料を求められる可能性もあります。

確かな不倫の証拠を手に入れるまでは、妻にも不倫相手やその家族にも、不倫の調査をしていること、離婚や慰謝料請求を考えていることを知られないことが重要なポイントになります。

【不倫の復讐】方法

ここまでの不倫の復讐エピソードを踏まえ、正しい復讐方法を整理しておきましょう。

具体的には、次のような方法で配偶者や不倫相手に反省させるのが効果的です。

ただし、それぞれの立場や不倫した妻・または夫と、今後どのようにしていきたいと考えているかによっても方法が異なってきますので、詳しく確認していきましょう。

サレ妻の場合（離婚しない場合）：慰謝料の請求

不倫をされた妻（サレ妻）の復讐方法として慰謝料請求することです。

ただし、不倫相手が既婚者か独身かで対応が異なります。

まず不倫相手が既婚者（W不倫）の場合は、不倫相手の配偶者に知られないように、不倫相手だけに慰謝料請求することがポイントです。

夫と離婚しない場合には、不倫相手の配偶者にもＷ不倫であることが知られてしまうと、お互いが慰謝料請求する形となりメリットがないことが多いからです。（不倫相手の配偶者に不倫現場の写真を送り付けたりするのも、同様の理由からやめたほうが賢明です。）

不倫相手の家庭を壊したいと思うかもしれませんが、不倫相手に対しての復讐にとどめましょう。

また、不倫相手が独身なら、不倫相手に慰謝料請求をしましょう。

そして、慰謝料請求が示談・和解したら、接触禁止文言も入れて、完全に関係を断つようにしましょう。

また、接触禁止の約束を破った場合には、違約金を支払う義務を負わせることもできるため、不倫の再発予防にも効果を発揮します。

サレ妻の場合（離婚する場合）：慰謝料の請求

夫と離婚する場合は、慰謝料を夫または不倫相手、もしくは両者に請求することができます。

ただし、両者に請求しても、慰謝料の額が倍になるわけではありませんので注意しましょう。

金額面では増えませんが、不倫相手に対する復讐と考えることができますので、両者に請求しても良いでしょう。

また、離婚するのであれば、不倫相手の配偶者に知られないようにする必要はありません。（W不倫の場合）

夫が不倫していた事実を知り、なおかつ慰謝料まで支払うことになれば、不倫相手の家庭にもダメージはあるでしょう。

不倫相手の妻や家族に直接的な復讐をしてしまうのは問題ですが、慰謝料請求は法的に認められた権利ですので、トラブルにならない範囲で復讐するようにしてください。

サレ夫の場合：離婚する

妻に不倫をされた夫（サレ夫）ができる復讐としては離婚が一番の方法でしょう。

突然離婚を言い渡されれば、妻には準備する時間もなく、離婚後の生活に困ることになるでしょう。

そのためには、不倫の確かな証拠が集まるまでは、妻に不倫がバレていることも、離婚をかんがえていることも伝えないようにすることです。

そして、妻に知られないように、不倫の証拠を集めましょう。

そうすることで、妻は突然離婚を言い渡される結果となり、酷く困惑するでしょう。

特に、夫の収入で生活していた妻の場合、離婚すれば収入源がなくなります。

また、家も失うことが多いので、相当なダメージが予想できるでしょう。

そのためには、妻にバレないように不倫の確かな証拠を集めるのが重要です。

そして、肉体関係を示す証拠を集めるのが効果的です。

具体的には、不倫相手とホテルに出入りする写真または動画などです。

ただし、妻と不倫相手にバレないように尾行して、証拠に収めるというのは素人には難しいので、できれば不倫調査のプロに相談するのがおすすめです。

無料相談を行っているところがありますので、一度相談してみると良いでしょう。

サレ夫の場合：親権を取る

子供がいる場合は、父親が親権を取ることも、妻に対して大きなショックを与えることになります。

日本の場合、約8割〜9割が母親が親権者となっていることからも、女性は子供と離れたくないということがわかります。

そこで、父親が親権者になって、妻と子供を引き離すという作戦です。

ただし、約8割〜9割のケースで母親が親権者になっている通り、父親が親権を取るのは難しいことでもあります。

また、妻の不倫の事実だけでは親権の判断基準に影響しないことも注意が必要です。

では、どうすれば良いのでしょうか？

それは、妻が育児よりも不倫を優先していたことがわかる証拠があれば、父親に親権が渡る可能性が出てきます。

例えば妻が不倫相手と会うために小さな子供をひとりで家に置いてでかけたなどです。

このあたりも専門的な知識と、それを示す証拠が必要になってきますので、専門家に相談するのが良いでしょう。

【不倫の復讐】弁護士について

今回お伝えしているような、不倫の復讐方法である離婚、慰謝料請求、親権獲得などは、トラブルを防ぐためにも専門的な知識を持った弁護士にサポートしてもらうのが安心です。

例えば、離婚の多くは協議離婚と言われる夫婦で話し合って決めることが多いですが、妻が離婚を拒否した場合には調停離婚、裁判離婚にもつれる可能性があります。

離婚がもつれてしまうと、妻への復讐どころか、自分自身の負担が大きくなってしまいます。

このようなトラブルにならないためにも、代理になって話を進めたり、夫に有利な離婚条件を引き出してくれたりする弁護士にサポートしてもらうと安心です。

また、妻が弁護士をつける可能性もあります。

その場合、今度はあなたにとって不利な条件で離婚するような可能性もあるため、やはり弁護士に相談できた方が安全です。

また、慰謝料請求や親権獲得などについても、ネットで様々な情報を手に入れることができますが、実際に手続きや裁判を行うことになれば、素人では対応できません。

ただ、弁護士となれば費用が心配になると思います。

そこで、まずは不倫調査のプロに無料相談してみるのがおすすめです。

あなたの希望する条件や費用についても相談できるので、一度利用してみると良いでしょう。

【不倫の復讐】まとめ

不倫の復讐方法について、エピソードを交えながら詳しくご紹介してきました。

実は、これらはどれも間違った復讐方法になります。

もしこうした方法で復習してしまうと、復讐どころかご自身が被害にあってしまいます。

例えば、脅迫だと訴えられてしまったり、取れるはずの慰謝料が取れなくなる、または離婚の話し合いが揉めて裁判にもつれこむなど良いことはありません。

復習するにしても、トラブルになったり、法的に問題のあることは間違ってもしないように注意しましょう。

正しい復讐の方法は、

この3つの方法です。

そして、復讐のための重要なポイントは、不倫を示す確かな証拠を集めることです。

慰謝料の請求や離婚、または妻から親権を奪うなど、不倫の証拠があれば、あなたが有利な立場に立つことができるからです。

逆に証拠がないのに復讐しようとすれば、「証拠もないのに言いがかりだ！」と逆ギレされたり、警察沙汰になったりする危険もあります。

不倫の復讐を考えたら、法的に問題のないこれらの方法を行使するためにも、まずは浮気現場を納めた写真など、確かな証拠を集めることから始めるようにしましょう。

不倫相手への復讐方法として、どのような手段が一般的ですか？

不倫相手への復讐方法として、一般的な手段は、浮気現場を押さえて証拠を揃えることや、不倫相手の友人や家族に真相を明かすこと、SNSやネット上での晒し行為などが挙げられます。しかし、これらの復讐行為は法的な問題を引き起こす可能性があり、慎重な判断が必要です。

不倫をしている夫・妻に対して、復讐をすることは合法的に問題ありますか？

不倫をしている夫・妻に対して、復讐をすることは合法的に問題があります。報復行為には、名誉毀損やプライバシーの侵害などの法的問題があるため、相手を傷つけることは違法行為となります。復讐行為は、相手を罰するためではなく、自分自身の心理的な問題を解決するために選択すべきではありません。

不倫の復讐で成功したエピソードはありますか？

不倫の復讐で成功したエピソードはあるかもしれませんが、成功の定義は人それぞれであり、復讐行為自体が問題を解決することは稀です。不倫の問題を解決するためには、復讐よりもカップルセラピーに参加したり、信頼関係を取り戻すためのコミュニケーションを改善することが有効です。