恋愛依存をやめたい！依存体質を抜け出し克服する方法

恋愛依存をやめたいと思ったらどのように克服すればいいのでしょうか？

• 彼氏・彼女からのLINEの返信が遅いだけで不安になる
• 異性の友達と遊んでいるだけで浮気を疑ってしまう
• いつも”重たい”と言われて振られる
• 束縛していまい逃げられる
• 恋愛していてもいつも不安、心配

このような恋愛依存は、あなたの幼少期の経験だったりトラウマに原因があるケースが多くなります。

特に、両親からの愛情が足りなかったとか、しつけが厳しかったとか、場合によっては虐待されていた過去があるかもしれません。

これらの原因が、彼氏・彼女への関係性に大きく影響してしまうのです。

つまり、両親からの足りなかった愛情を、彼氏・彼女との関係で埋めようとするということです。

でも、やはり彼氏・彼女と両親は異なります。

どれだけ頑張っても、ぽっかりと空いてしまった愛情を埋めることができず、段々と考えや行動が歪んでいってしまいます。

では、どうすれば恋愛依存を克服して治すことができるのでしょうか？

その詳細を確認していきましょう。

恋愛依存をやめたい！依存体質とは？

まず恋愛依存体質とは、どのようなことを表しているのでしょうか？

「恋愛体質」と「恋愛依存（恋愛依存体質）」という2つの言葉がありますが、

• 恋愛体質・・・恋愛が好き。いつも恋をしていたい人。
• 恋愛依存・・・恋愛をしていることが好き

このような違いがあります。

そして恋愛体質とは、恋愛そのものが好きな人を表していて、

• 惚れっぽい
• いつも彼氏、彼女がいる（恋人が途切れない）
• 友達よりも恋人が優先

このような人のことです。

恋愛が好きで、いろんな人に恋をしていくタイプと言えます。

遊び人などと言われるかもしれませんが、今すぐ問題になることはありません。

一方で、恋愛依存とは、”恋愛関係”に依存していることを表します。

相手の方への恋愛感情というよりは、恋人でいる”関係”を維持しようとすることです。

こちらはトラブルの原因になったり、辛い思いを繰り返してしまう原因になってしまいます。

「恋愛依存をやめたい」と思っていても、恋愛体質の場合と、恋愛依存の場合ではその方法が変わってきます。

恋愛依存をやめたい！恋愛依存症とは？

”恋愛関係”に依存してしまう恋愛依存症の場合、次のような特徴が見られます。

彼氏・彼女に合わせる（尽くす）

まず一つ目の特徴は、彼氏・彼女に合わせて何でも尽くそうとしてしまうことです。

これは、恋愛関係を維持するために、彼氏・彼女に嫌われないようにしようとするからです。

もちろん、通常の恋愛でも嫌われたくないという感情はありますが、それが極端に現れている状態と言えます。

彼氏・彼女を支配しようとする

一方で、恋愛関係を維持するために、彼氏・彼女を支配してコントロールしようとする場合もあります。

恋愛関係を維持するという目的は同じですが、相手をコントロールしようとするのか、自分が積極的に尽くすのかといったベクトルが異なっています。

世話好き（依存されていることに依存する）

初めのころは「世話好き」といった言葉で表すことができていたとしても、それが極端になると、依存されていることに依存してしまうことがあります。

つまり、自分に尽くしてくれている彼氏・彼女に依存してしまうということです。

逆に自分のことを支配してコントロールしようとしている人に依存してしまうケースもあります。

DVを受けているのに関係性を断ち切ることができない場合が該当します。

恋愛依存をやめたい！辛い原因

ではなぜこのような恋愛依存が起きてしまうのでしょうか？

その原因の多くは幼少期の親との関係性にありますので、詳しく見ていきましょう。

過去の経験やトラウマの影響（親の愛情不足）

彼氏・彼女に依存して極端に愛情を求めてしまうのは、過去の経験やトラウマが影響している場合があります。

特に幼少期に育った家庭環境の影響がよくあります。

親が離婚した、いつも仕事で親が家にいなかった、しつけの厳しい親だった、虐待があったなど、親からの愛情を感じることができなかったことが原因です。

親に求めていた愛情を恋愛によって求めてしまうのです。

恋愛以外に楽しみがない（親とのスキンシップ不足）

親の愛情が足りなかったということに関して言えば、「関係性」という精神的なもの以外にも、「スキンシップ」も不足していたはずです。

特に、記憶にないかもしれませんが、幼少期のスキンシップが足りていないことがあります。

これを埋め合わせるには友達関係では難しく、やはり彼氏・彼女が必要になります。

手を繋いだり、キスをしたり、セックスをしたり直接的なスキンシップや肉体関係からも抜け出せなくなってしまうことがあります。

1人になるのが怖い

親の愛情が足りなかった、スキンシップが足りなかった原因としては、「いつも親がいなかった」というのがあります。

親がいなかった原因はさまざまですが、仕事で忙しいこともあれば、遊び歩いていたりするような親だったかもしれません。

また、離婚で片親だったということもあるでしょう。

さらに一人っ子であったことも影響しています。

特に幼少期にいつも1人で過ごして寂しい思いをしていた、怖い思いをしていたという人の場合、彼氏・彼女と別れて1人になることを恐怖に感じています。

こうした原因で、別れることができないとか、誰とでもすぐに関係を持ってしまうというようなことが起こっています。

過去の恋愛（別れ）で心に傷が残っている

過去の恋愛によって心に傷が残っている場合も、恋愛依存の原因になります。

ひどい別れ方をしたとか、浮気をされた、友達に彼氏・彼女を奪われたなど、あなたは別れたくなかった、大好きだったという場合、精神的にもひどく落ち込んだと思います。

そうした経験から、もう2度と同じ思いはしたくない、今の彼氏・彼女を失いたくないという思いが強くあります。

そのため、彼氏・彼女に嫌われないように尽くしたり、言いなりになってしまうのです。

また、逆に彼氏・彼女を束縛してしまうこともあります。

自分に自信がない、自己肯定感が低い

自分に自信がない、または自己肯定感が低い人の場合、自分の存在価値を認めてほしい「承認欲求」というものが強くあります。

こちらもやはり幼少期の親との関係が影響してきますが、厳しい親で褒められたことがない、しつけが厳しかった、虐待されていたような経験があると、自分を認めることができず、他人から認めてもらうことを強く求めるようになります。

さらに、今現在も職場などで十分に認められていると感じることができていないと、やはり彼氏・彼女に依存することになります。

「好きと思ってくれている＝認めてくれている」という構図になるからです。

理想の彼氏・彼女になろうとする（自己犠牲）

厳しい家庭で育ったとか、虐待を受けていたといった幼少期を過ごしてきた人は、親の言うことに合わせよう、親が望んでいる子供になろうとしてきたと思います。

親の言うことを聞いていれば怒られない、虐待されないためです。

つまり、自分を犠牲にして親の都合に合わせてきたということです。

また、親が離婚している場合、子供の頃の自分が原因で離婚してしまったと思っていることも少なくありません。

こうした幼少期の経験が恋愛にも影響して、彼氏・彼女に嫌われないように、相手の望むような自分になろうとしてしまいます。

相手に合わせたり、相手の無理も聞いたり、周りから見れば理不尽なことでも、本人は嫌われないように、捨てられないようにと必死になってしまいます。

共依存の恋愛関係になっている

共依存（きょういぞん）とは、もともとアルコール依存症の方とそれを支える家族の関係性から生まれた言葉です。

アルコール依存症の方を回復させるには、家族の多大なサポートが必要になりますし、時間も必要です。

こうした関係性が続くと、アルコール依存症の人をお世話することが自分の存在意義だと考えるようになってしまうことがあります。

これが共依存というものです。

恋愛に置き換えると、自分のことを好きでいてくれる人に尽くすこと、自分が必要とされていることを感じることで、自分の存在意義があると思ってしまいます。

恋愛依存をやめたい！抜け出す方法

恋愛依存をやめたいと思ったら、まずは今の環境・状況から抜け出すことから始めましょう。

恋愛依存から抜け出す方法１・自分のことを好きになる、認める

恋愛依存の原因としては親の愛情不足などがありますが、一言で表すと自己肯定感の不足と言えます。

自分に自信を持ち、誰からも愛される資格があると思うことができれば、恋愛依存から抜け出すことができます。

ではどのようにすれば自分に自信を持ち、自分自身を認めてあげることができるようになるのでしょうか？

詳しく確認していきましょう。

恋愛依存から抜け出す方法２・友人に相談してみる

まずは友人に相談してみましょう。

そして、真剣に恋愛依存から抜け出したいと考えていることを伝えてみましょう。

誰かに相談できる、ということが一つ大切なことです。

また、あなたの恋愛経験や今の恋愛状況を知っているのであれば、客観的にどのように見えていたか意見を聞くこともできます。

場合によっては的確なアドバイスがもらえるかもしれませんが、そこに期待する前に、まずは相談相手を見つけるということが大切です。

恋愛依存になると視野が狭くなり、周りが見えなくなります。

そんな時、相談できる相手や声をかけてくれる相手がいるだけで、ずいぶん安心することができます。

恋愛依存から抜け出す方法３・スマホ・インターネットのない場所に行く

今は誰もがスマホを持っているので、どこにいてもLINEなどでメッセージも通話もできてしまいます。

SNSを利用すれば、誰とでも、いつでも繋がっていられる気もします。

そのせいで、恋愛依存の方はスマホが手放せなくなり、いつ返事が来るんだろうとか、今何してるんだろう、といったことが頭から離れなくなってしまいます。

そこで、一度スマホやインターネットが全くない場所に行ってみましょう。

スマホを自宅に置いて近所の公園に行くようなことでも良いです。

目的としては、とにかく彼氏・彼女との距離を開けることです。

スマホを見ないようにしようとしても、手元にあれば我慢できなくなってしまいます。

仮に我慢できても、今度は別のストレスになってしまいます。

なので、完全にスマホ・ネットがない状況に身を置いてみてください。

そして、少しずつ彼氏・彼女のいない時間（繋がっていない時間）に慣れていくようにしましょう。

恋愛依存から抜け出す方法４・彼氏、彼女と距離を置いてみる

彼氏や彼女との距離を置いてみるのも良い方法です。

距離を置くと言っても別れるという訳ではなく、今までよりも彼氏・彼女と会う時間や頻度を減らすということです。

また、彼氏・彼女のことを考える時間を減らすことも同様です。

そのためには1人で過ごす時間が作れるようになることが大切です。

例えば、仕事に集中したり、趣味を見つけてみる方法がありますので次で確認しましょう。

恋愛依存から抜け出す方法５・対象を仕事や趣味に変える

恋愛依存症の場合、彼氏・彼女のことばかりに気を取られています。

そこで、少しの時間でもいいので別のことに注意を向けてみましょう。

例えば仕事はわかりやすいと思います。

仕事内容によりますが、仕事のために新しく資格をとってみるとか、プロジェクトメンバーに加えてもらうとか、どんなことでも構いません。

また、仕事に没頭して成績、業績をあげることができれば、当然あなたの評価が高くなり職場でも認めてもらうことができます。

承認欲求が強かったり、自己肯定感の低い人の場合には、職場で認められることによって精神的な安心も得られることがあります。

また趣味も同様です。

趣味からの繋がりで仲間が増えたりすれば、仲間から信頼されたり、支え合ったりする機会が増えます。

自分に自信のなかった人が、例えば趣味で始めたテニスの大会で良い成績を残したりすれば、自分自身の評価も高まり精神的な安心感が増えます。

このようにエネルギーを費やしている対象を彼氏・彼女から別のものに置き換えることを試してみましょう。

恋愛依存をやめたい！克服する方法・治し方

ここまでご紹介したような恋愛依存から抜け出す方法は、一時的な対処方法とも言えます。

仮にうまく言っても、注意していないと、また同じことを繰り返してしまいます。

そして、恋愛依存が続いてしまうと、自分自身を苦しめ続けることになります。

当然、大きなストレスがかかり続けてしまうため、

• 悲惨な恋愛体験を繰り返す
• 自己嫌悪がひどくなる
• 情緒不安定になる
• うつ病になる
• 不安障害になる

このような不調や健康被害の原因にもなってしまいます。

では、この恋愛依存を根本的に克服するにはどうしたらいいのでしょうか？

確認していきましょう。

恋愛依存の克服方法１・カウンセリングに通う

まずは、専門家に相談するのがよいです。

依存症の治療に力を入れているクリニックや病院を探してみてください。

そして、恋愛依存を克服する、治すのに一番難しいのが、この病院を探す、病院を受診するという部分です。

一度でも診察を受けて相談することができれば、その後は診察、治療を受けやすくなりますが、初回の受診が抵抗に感じてしまうのです。

1人で受診するのが難しければ、友人などに一緒についてきてもらうのも良いです。

ここのハードルをクリアすることができれば、治療に向けて大きな前進になります。

恋愛依存の克服方法２・心理療法、認知行動療法

恋愛依存症のほとんどの原因は、幼少期のトラウマです。

親の愛情が足りなかった、スキンシップが足りなかったということが根本的な問題となっています。

そのため、この幼少期のトラウマを解決することが1番の方法になります。

そこで行うのが心理療法や認知行動療法といわれる、いわゆるカウンセリングです。

この認知行動療法とは、依存症の治療に効果があると認められ、世界中で行われている治療法です。

自分自身の主観的な考えと、客観的な状況とのギャップを理解して、バランスをとることができるようにすることが目的です。

例えば、幼少期に両親が離婚している場合、「自分がいい子じゃなかったからお母さんが出ていった」といったように、自分のせいにしてしまっていることがあります。

もちろん、実際には全く関係がなかったりするのですが、このギャップを認知して、自己肯定感を取り戻す方法です。

このような認知行動療法には専門家の知識が必要です。

必ず信頼できるところに相談するようにしましょう。

恋愛依存の克服方法３・薬物治療

恋愛依存症からくるストレスなどによって、うつ症状や不安症状を来たしている場合、向精神薬や抗不安薬などが処方されることがあります。

こちらは、恋愛依存そのものを治療するわけではありませんが、体調を整え規則正しい生活ができることも恋愛依存から抜け出すためには重要なことです。

うつ症状がひどくて何もやる気が起きないといった状況では改善が難しくなるため、薬物療法も併用することがあります。

恋愛依存の克服方法４・グループセラピー

例えば、海外ドラマや映画で、アルコール依存症の方が「断酒会」に参加して、自分の体験や悩みを共有し、お互いに理解しあって依存症を克服していくグループの集まりをみたことがある人もいると思います。

これと同じようなグループの集まりが日本でもあります。

「自助（じじょ）グループ」と調べてみるといくつか見つかると思います。

これは、同じ依存症などの問題を抱えた人たちで集まり、お互いの悩みや問題を理解して支援し合うグループです。

恋愛依存に関する自助グループもありますのでチェックしておきましょう。

恋愛依存症を克服するには、とにかく1人で抱え込まないことが一番です。

病院での治療だったり自助グループを活用してみましょう。

恋愛依存をやめたい！まとめ

恋愛依存をやめたいと思っている方に、その克服方法や治し方についてご紹介しました。

恋愛依存の主な原因は、親の愛情が足りなかった、スキンシップが足りなかった、しつけが極端に厳しかった、虐待を受けていたなどの幼少期の経験やトラウマです。

これを埋め合わせるために、彼氏・彼女との関係性に問題が起きてきます。

例えば幼少期に親の愛情が足りかなった場合、彼氏・彼女にもっと愛情を注いでもらいたいと思うようになり、一日中相手のことばかり考えてしまい、他のことが手につかなくなったりします。

また、恋愛依存の状態ではストレスや不安、恐怖がいつも付きまとってしまうため、うつ病になったり不安障害になってしまうこともありま、心身ともにボロボロになってしまいます。

今回はその克服方法をご紹介しましたので、恋愛依存を治したいと思っている方は、このタイミングをぜひ有効に活用してみてください。

恋愛依存症に陥った原因は何ですか？

恋愛依存症の原因は、一般的に心理的な問題に根ざしており、例えば、承認欲求や現実逃避のために不健全な関係を求めるようになることがあります。恋愛依存症は、他人と一緒にいることで自尊心を得、自分の人生に欠けている感情的・精神的な安心感を与えてくれる存在として、他人を頼りにしている場合があります。恋愛依存症のレベルが上がると、依存のレベルも上がり、関係をうまくいかせるために極端な行動に出ることが多くなります。

恋愛依存症を解消するために効果的な方法とは？

恋愛依存症を克服する最も効果的な方法は、まず依存症に至った根本的な問題を特定し、それに対処することです。自己反省、カウンセリング、信頼できる友人との会話は、問題の根源に迫るための有効な手段です。さらに、定期的な運動や栄養価の高い食事、リラックスする時間など、健康的な習慣を心がけることも、精神的・感情的な健康を維持するために役立ちます。自分の欲求を自覚し、恋愛に依存しすぎる考え方から抜け出すことも、恋愛依存症のサイクルを断ち切るための鍵です。

彼氏に依存しているのですが、どうしたらいいでしょうか？

もし、あなたが彼氏に過剰に依存していると感じたら、まずはその依存を認識し、その理由を理解することから始めましょう。あなたは精神的な支えを求めて彼に依存しているのでしょうか？自分を認めてもらうために依存しているのでしょうか？根本的な原因を突き止めた後は、自分を大切にし、感情や精神の安定を図ることに集中しましょう。自分を向上させるための目標を立て、その目標に到達するためのステップを踏む必要があります。さらに、自分の足で立ち、この経験から貴重な教訓を得ることができると確信できるまで、その人物との接触を制限するか、あるいは排除すべきです。